夜。ううん。もっと前。

まだオレンジ色の残る空に、冷たい風が吹く。
その時間、息が詰まる、苦しい。

狭い心の中で二人の自分がぎゅうぎゅうになっている。








苦しい。












あの曲が、私を苦しめる。

涙なんかでない、苦しすぎて。
声なんかでない、苦しすぎて。












蛍・・・。
もし貴方の言葉が本当なら、蛍が私を助けてくれるはず・・・。
哀しい光が、私を・・・。

私はあの言葉を今でも信じてます。




私の心を真っすぐに見据えて・・・

言ってくれた言葉だと・・・。





あなたはどこへ行ったのでしょう。







蛍のように・・・・


一瞬の思い出を残して・・・・







手の届かない所へ行ってしまった人は・・・

すっかり変わっていた。






だから・・・・
私は忘れないよ。






ねぇ。
私の夢はね、本当に好きな人、守りたい人。
その人と蛍を見に行こうって決めてるんだ。


恋はいつだって一瞬の光。奇跡。







蛍を見て、その人の存在を刻み付けたいんだ・・・。

「出会ってくれて有難う」









firefly






私は「蛍」の運命を信じます・・・